小さな“力士”が元気いっぱい 西宮で泣きずもう

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元気いっぱいの泣き声を響かせた赤ちゃん力士=越木岩神社

 子どもの成長を願う伝統行事「泣きずもう」が16日、兵庫県西宮市甑岩町の越木岩神社であった。生後数カ月から2歳までの小さな“力士”が元気いっぱいの泣き声を響かせ、土俵は家族の柔らかな笑顔に包まれた。

 五穀豊穣や地域の繁栄を願う「秋季例大祭」の一環で、1979年から開催。神聖な土俵に足を着けて体を清め、泣き声で災いや厄をはらうと伝えられており、今年は東京都や福岡県など全国から約850人が参加した。

 赤ちゃんは、赤やピンクの鮮やかな化粧まわしを身につけ、報徳学園高の相撲部員に抱えられ土俵入りした。「のこったのこった」の声で体を上下左右に揺らされると、きょとんとした表情の子もせきを切ったように大泣き。カメラを構えて見守る保護者らは「良い顔をしている」とうれしそうに目を細めていた。

 越木岩神社では22日午前8時半から例大祭祭典があり、23日にかけてだんじりが地域を巡る。同日午前9時から奉納相撲大会もある。同神社TEL0798・31・0009 (竜門和諒)