★MY『死霊館のシスター』レビュー:今度はゴシック・ホラーで怖(たのし)ませます

すぴ豊です。 人気ホラー映画シリーズ最新作『死霊館のシスター』を 一足先に観させていただきました! あいかわらず怖い!でも今度はちょっとダーク・ファンタジーな趣もあり、 また本作が実はエピソード1!本作から観始めても楽しめます。 極力ネタバレなしのrレビューです。

ユニバース化する『死霊館』シリーズ?

2013年の『死霊館』を起点とするホラーシリーズです。
『死霊館』が大ヒットとなり、シリーズ化が決まりました。
今回の『死霊館のシスター』を含め、今のところ全5作です。
すなわち
『死霊館(13)』
『アナベル 死霊館の人形(14)』
『死霊館 エンフィールド事件(16)』
『アナベル 死霊人形の誕生(17)』
『死霊館のシスター(18)』
です。
アベンジャーズ系のマーベルが、マーベル・シネマティック・ユニバースという大きな
世界観を構築しているように
”『死霊館』ユニバース”なる世界を作り上げています。
”『死霊館』ユニバース”は、2つのラインに分類されます。
まず『死霊館』『死霊館 エンフィールド事件』ライン。

”館”とうたっていることからもわかる通り、幽霊屋敷もので
実在の心霊現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が
関わったポルターガイスト系事件を元にしています。
いずれも心霊現象にとりつかれた家、家族をウォーレン夫妻が
調査し、解決するというものです。
つまり実話を基にしたホラーということになります。
しかしながら映画的に面白くするために、
実際の事件をかなり脚色しているとは思われます。
このシリーズは、
いちいち理詰めのところが面白くて、、
●幽霊屋敷からとっとと引っ越せばいいのに。
→、経済的な理由で引っ越したくても引っ越せない。そこに住むしかない家族。
●早く教会に頼んでお祓いをしてもらえばいいのに。
→教会は確固たる証拠がないと行動を起こせない。
だからウォーレン夫妻がまず出動して調査する。
●悪霊たちはいきなり襲って来ないで、
なぜベッドを揺さぶるとかジワジワと攻めてくるのか?
→人間を不安にさせて心が弱くなった時に、憑りつこうとしているから。
と。

そして、このウォーレン夫妻は、
今まで関わったオカルトな事件の証拠物を集め、
心霊博物館みたいなものを開いているのですが、
そこに収められている、不思議な人形があります。
その人形の名はアナベル。
アナベルにはなにかがとりついているらしい、だから
ウォーレン夫妻がひきとったわけです。
この人形にフォーカスしたのが、
『アナベル 死霊館の人形』『アナベル 死霊人形の誕生』ラインです。

アナベル自体は実在の人形ですが、このアナベル・シリーズは
きっとこの人形にはこういういわくつきの過去があったのでは?
とオリジナルな発想で作られています。
従ってこの2作で描かれる事件自体はフィクションなので、
ウォーレン夫妻はメインで出てきません。
『チャイルド・プレイ』のチャッキー人形みたいに、
アナベル人形が動いて人を襲うというわけではなく、
アナベル人形を媒介にして魔物がポルターガイスト現象を
仕掛けてくる、という感じです。

つまり”『死霊館』ユニバース”は、
『死霊館』『死霊館 エンフィールド事件』ライン
『アナベル 死霊館の人形』『アナベル 死霊人形の誕生』ライン
の2ラインがゆるく連動しながら走っているわけですが、
これら
4作品を通じて、ある悪魔の存在が
示唆されてきました。
その悪魔がいかにして、この人間界に現れたのか?
それを描いたのが『死霊館のシスター』です。

つまり『死霊館のシスター』は、”『死霊館』ユニバース”
のすべてにクロスする作品であり、
また物語の時系列的には
『死霊館のシスター』→『アナベル 死霊人形の誕生』→
『アナベル 死霊館の人形』→『死霊館』→『死霊館 エンフィールド事件』
となります。
なので本作から観始めても大丈夫なわけです。

MY『死霊館のシスター』レビュー(ネタバレなし)

本作は第二次世界大戦の記憶がまだ新しい1952年のルーマニアであり、
そこの古びた修道院です。
ここで自殺することが許されないハズのシスター(尼僧)が首を吊ります。
その事件を解明するため、
エクソシストでもある神父と
霊感の強い見習いシスターが派遣されます。
しかし、その修道院には恐ろしい(恐ろしすぎる)秘密がありました。
今までの”『死霊館』ユニバース”は、日常生活の中に怪異が起こるという
モダンホラー仕立てでしたが、
今回はドラキュラ城(ルーマニアですからね)のような修道院が舞台なので
ゴシック・ホラー(昔の怪奇映画)テイスト。
そのせいか、ホラーというか、ダークファンタジーです。
でもしっかり怖い。
前半ジワジワ、後半たたみかけるようなホラーアクション
という『死霊館』映画ならではの展開も十分楽しめます。
ただこの作品の本当に怖いところは
絶対、安全であると思っていた
修道院=教会が恐怖の場所になってしまう、
ということです。
そうしたらもう救いも、逃げ場もないですよね。

”『死霊館』ユニバース”は怖いですが
必要以上の流血描写や残酷シーンではなく、
スプラッター(血しぶき)映画ではありません。
怖いおとぎ話を楽しむのノリで、
ぜひ『死霊館のシスター』をお楽しみください。
9月21日(金)日本公開です。

今年のハロウィン、『死霊館のシスター』メイクでキメたい方はこちら(笑)

男性でも大丈夫です!

映画『死霊館のシスター』公式サイト

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