連休2日目、県外ファン続々 金沢21世紀美術館で木梨憲武展

 金沢21世紀美術館で開かれている北國新聞創刊125周年記念「木梨憲武展Timing—瞬間の光り」(本社主催)は16日、2097人が来場し、アートに親しむ人の熱気に包まれた。3連休2日目とあって、県外から訪れるファンや家族連れが目立ち、来場者は木梨さんの多彩な才能に触れながら、お気に入りの作品の前で笑顔を咲かせた。

 木梨さんが「枯れない、元気になる花を描きたい」と制作を続ける「Flower」シリーズの前には、人だかりができた。赤と青の花を力強く描いた作品が心に残ったと話すのは、栃木県から家族で訪れた塚原來実ちゃん(5)。「真ん中がカラフルできれいだった」と顔をほころばせた。

 花束を描いた「感謝」を熱心に見詰めていた鈴木広子さん(53)=静岡県=は「自分の誕生日だったのでお祝いをもらえたよう。良い記念になった」と話し、作品との出合いを喜んだ。

 無数の手を描き、つながりを表現した「リーチアウト」や、明かりのともる家々などを描いた「OUCHI」シリーズなど、多彩な表現が木梨さんの多才さを感じさせた。

 会場には県外から訪れた、熱心なノリさんファンの姿も見られた。個展を鑑賞するため岐阜県から夫婦で駆けつけた尾関宏隆さん(54)は「現代アートといっても、かしこまらずに、作品がすーっと入ってくる。木梨さんの人柄も作品も共感できる」と魅力を語る。

 前回展をはじめ各地の個展に足を運んでいるという中舘真紀さん(41)=氷見市=は「ノリさんの作品はどれもかわいくて、見ていると幸せになれる。感じるままに楽しめた」と満足そうに話した。

 会期は10月13日まで。入場料は一般1200円、中学・高校生800円、小学生600円、未就学児入場無料。開場時間は午前10時から午後6時となる。

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