<自民総裁選>仙台で最後の街頭演説会 安倍氏経済成長の実績強調、石破氏防災省の新設に力点

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自民党総裁選の街頭演説会で、聴衆の声援に応える安倍氏(左)と石破氏=16日午後5時55分ごろ、仙台市青葉区

 自民党総裁選(20日投開票)に立候補した安倍晋三首相(総裁)と石破茂元幹事長が16日、仙台市青葉区の藤崎ファーストタワー館前で街頭演説会に臨み、党員に支持を呼び掛けた。両氏がそろう演説会は選挙期間中で最後となった。

 連続3選を目指す安倍氏は総裁に返り咲いた2012年当時を、「日本は経済成長ができないとの諦めの壁があった」と振り返った。有効求人倍率や税収など改善した数値を取り上げ、「まっとうな経済を取り戻せた。格差に光を当て、具体的に政策を進めることが政治だ」と実績を強調した。

 石破氏は東日本大震災などの経験を踏まえた防災省の創設に力点を置いた。16分超の演説時間のうち、冒頭から3分の1を割き、「東北の悲惨な体験を生かさないといけない」と指摘。北海道の地震などにも触れ、「災害で誰も亡くならない体制をつくるのは政府の責務だ」と訴えた。

 投開票日に向けて最後の日曜日となった同日、安倍、石破両氏は津市でも演説。演説会は当初、津市と札幌市で計画されていたが、6日に北海道で発生した地震を受け、札幌市から仙台市に変更された。主催者発表で約1500人が集まった。

 安倍、石破両氏を含む5人が立候補した12年の総裁選では全国17カ所で演説会が開かれたが、今回、地方は15日の京都、佐賀を合わせ計4カ所と大幅に減った。