アトレティコはどうした!? バルサ、レアル追うリーガ第2集団大苦戦

なかなか勝てぬアトレティコ photo/Getty Images

いったい何が起きているのか。リーガ・エスパニョーラが波乱の幕開けとなっている。バルセロナが4連勝、レアル・マドリードが3勝1分と、2強はまずまずのスタートだ。しかし、近年彼らを追いかけてきた第2集団に異変が起きている。

昨季4位に入ってチャンピオンズリーグ出場権を手にしたバレンシアは、今季開幕から3分1敗と大苦戦。セビージャ、ビジャレアルはともに1勝1分2敗のスタートとなり、優勝まで期待されたアトレティコ・マドリードも1勝2分1敗スタートと躓いた。リーガ・エスパニョーラはバルセロナとレアルがなかなか勝ち点を落とさないため、勝ち点差を埋めるのが極めて難しいリーグだ。すでにアトレティコとバルセロナの間には7点差がついており、早くも危険な点差となっている。

スペイン『MARCA』は「クレイジーなスタートだ」と伝えているが、やはりアトレティコが躓いたのは残念だ。同メディアのアンケートによれば、早くも新加入組のDFサンティアゴ・アリアス、FWジェルソン・マルティンス、ニコラ・カリニッチの3名は失敗組との烙印を押されてしまったという。合格と判定されたのはMFトマ・レマルとロドリの2人のみ。積極的な補強でチームは強化されたはずなのだが、今のところ結果に結びついていない。何より4試合で3点しか奪えていないのは寂しい。

まだ挽回することは可能だが、リーガ・エスパニョーラの環境を考えるとこれ以上の躓きは許されない。第2集団がリーガ・エスパニョーラを盛り上げる重要な役目を担ってきたのだが、ここから巻き返せるだろうか。

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