【平成の長崎】松早グループ コンビニ100店舗へ 売り上げ2けたの伸び 平成5(1993)年

 松早グループのコンビニエンスストアが5月に100店舗に達する。
 グループのコンビニエンスストアは直営の「マツハヤ」を経営する松早コンビニエンス・ストア(43店舗、年商39億円)と西武セゾングループと共同出資したフランチャイズ方式の「ファミリーマート・マツハヤ」を経営する松早ファミリーマート(51店舗、年商50億円)がある。
 「マツハヤ」は長崎市近郊の住宅地で利便性の良い所に立地。「ファミリーマート・マツハヤ」は酒類や米販売、雑貨などの小売店の活性化のためにフランチャイズ化している。
 景気後退で消費不況といわれているが、両コンビニエンスストアは必需品を品ぞろえ、核家族化や単身者が多くなった社会現象にもマッチして売り上げ、利益とも2けたの成長を続けている。これまで都市部を中心とした店舗展開だったが、今後、郡部にも積極的に出店する計画。
 5月までに「ファミリーマート・マツハヤ」を佐世保市に2店、長崎市、諫早市、大村市、島原市周辺に各1店出店することにしており、グループの店舗は計100店になる。
 決算期でみると、松早コンビニエンス・ストアは今年9月期で46店と3店増やし、年商45億円、松早ファミリーマートは来年2月期で70店舗と19店舗増やし年商75億円を見込んでいる。(平成5年3月1日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

5月に100店舗になる松早グループのコンビニエンスストア=長崎市松山町

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