世界の漫画事情を学べ 19カ国から52人、高森町でキャンプ

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日本の漫画家の講義を聴く「くまもと国際マンガCAMP」の参加者=高森町
流しそうめんを楽しむ「くまもと国際マンガCAMP」の参加者

 海外の漫画クリエーターを集めた「くまもと国際マンガCAMP[キャンプ]」が17日、高森町で始まった。参加者は質疑応答や意見交換で世界の漫画事情を学び、食文化体験などで交流を深める。19日まで。

 同町や漫画出版社コアミックス(東京)でつくる実行委員会が初めて開催。12~17日に熊本市で開かれた「熊本国際漫画祭」の受賞者ら19カ国の52人を招待した。

 17日は旧上色見小の校舎を活用した阿蘇フォークスクールで、次原隆二さんら日本の漫画家4人を講師に質疑応答を実施。参加者からは「効果的なコマ割りの仕方は」「魅力的なキャラクターをつくるには」などの質問が出ていた。

 昼食は流しそうめんを体験。高菜めしやヒゴムラサキの炒めものなどの特産品も味わった。周辺の風景を熱心にカメラに収める参加者もいた。

 インドネシアから参加したオルフィアンダ・アリエスタさん(29)は「実践的な助言を受け役立った。次の制作に生かしたい」、チュニジアのアレム・ケドリさん(23)は「有意義な質疑応答だった。日本は初めてだが、高森は景色がとても美しい」と話した。

 18日は各国の漫画事情について参加者が発表し、漫画家の原哲夫さんや北条司さんらと意見交換するミーティングを開催。地元の小学生を対象にした漫画教室も開く。

 コアミックスの堀江信彦社長(熊本市出身)は、「日本の漫画を発信するため世界の漫画事情を集約し、高森町をクリエーターが集まる場所にしたい」。草村大成町長は「熊本地震からの創造的復興の起爆剤になれば」としている。(田上一平)