カーリング女子、田んぼに登場! 神奈川・海老名にユニークかかし

 神奈川県海老名市の秋の風物詩である「中新田(なかしんでん)かかしまつり」が、同市中新田地区の水田で開かれている。平昌五輪で活躍した日本代表選手や、今年活躍した芸能人などを模した創作かかしが多く、黄金色の水田に楽しいにぎわいを加えている。24日正午まで。

 26回目の今年は、近隣の学校や病院、自治会などが60作品以上を出展。世相を映したユニークな作品が多く、平昌五輪で銅メダルに輝いたカーリングの女子日本代表を模したかかしは海老名特産のイチゴをつまんで「もぐもぐタイム」。NHK大河ドラマの題材となった西郷隆盛のかかしは、ぎろっと鋭い眼光で小鳥などの天敵から稲穂を守る。

 収穫を待つ田を優しげな表情で見守る農家の親子など、素朴で温かみのある作品も数多い。来場者はかかしと並んで記念撮影するなどして楽しんでいた。

 同市中野から家族で訪れた会社員男性(36)は「海老名は開発が進むが、田んぼや自然も残り、まつりが続けられることはいいことだと思う」と話した。

ユニークなかかしが数多く並ぶ「中新田かかしまつり」=海老名市中新田

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