トッテナムの守備は脆弱? 批判されたのは大迫勇也にやられたあのDF

相手DFと競り合うダビンソン・サンチェス photo/Getty Images

マウリシオ・ポチェッティーノの作り上げたトッテナムは攻守ともにバランスの取れたチームとなっているのだが、前節はワトフォード、今節はリヴァプールに1-2で敗れてしまった。特にリヴァプール戦は最終ラインから何度も危ないパスミスがあり、自分たちからピンチを招いてしまった。

そのトッテナムは今夜チャンピオンズリーグでインテルと対戦するが、かつてセリエAとプレミアリーグの両方で活躍したパオロ・ディ・カーニオはトッテナムの守備が脆弱だと厳しい指摘をしている。伊『Calciomercato』によると、ディ・カーニオはトッテナムの守備ならリードされても逆転できそうな気持ちになると語っており、その完成度に疑問があるようだ。

「スパーズは見ていて非常に美しいチームだが、彼らは脆すぎる。彼らは非常に良いプレイができるが、2-0となっても対戦相手に追いつけそうな感覚を与えてしまう」

またディ・カーニオはコロンビア代表DFダビンソン・サンチェスを名指しで批判しており、3バックでプレイする時に問題を起こしがちだと語っている。

「問題なのは3-5-2でプレイするときだ。彼らはこのシステムで苦戦しているが、私はサンチェスが1つの理由だと考える。サンチェスは優れたフィジカルを備えているが、彼は直接的すぎる。イングランドのサッカーのスピードを理解していないし、正しい動きを学ばないと」

サンチェスといえばロシアワールドカップで日本代表とも対戦したが、あの時も日本にPKを与えるきっかけとなったプレイで大迫勇也にあっさり反転されたことが批判の対象になっていた。フィジカルが優れすぎているからこそ、身体能力だけで片付けてしまおうとするところがあるのだろう。能力は確かなのだが、今のところはヤン・ヴェルトンゲンとトビー・アルデルヴァイレルトの序列が上となっている。

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