障害者の自立理解を 宮崎市の難聴者・高橋さん

「耳マーク」を記した名札を身に着け、接客する高橋さん(右から2人目)。働く姿で聴覚障害への理解を伝えてきた

 宮崎市の難聴者、高橋由利子さん(65)が同市永楽町で経営するバイキングレストラン「アイビー」が今月末で店を閉じる。聴覚障害者への理解を進めようと一念発起。営業期間は1年ほどだったが、自立して働く姿を通して、同じ境遇の人たちにも勇気を与えてきた。「障害者が自営する難しさはあったが、聞こえない人がいることを地域の人に理解してもらえて良かった」と前向きに受け止める。

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