ロッテ有吉、雨の中で悔しい8回2失点「なんとか粘りたかった…」

ロッテ・有吉優樹【写真:荒川祐史】

6回まで無失点も…7回に2失点、井口監督は「年間の課題。最後の1球」

■ソフトバンク 4-2 ロッテ(18日・ZOZOマリン)

 ロッテ有吉が惜しい投球で4連勝を逃した。ロッテは18日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で38分間の降雨中断を挟み、2-4で敗れた。

 有吉にとっては、8月28日のソフトバンク戦に勝ち、同14日の日本ハム戦から3連勝で今季6勝目を挙げて以来の先発マウンド。4日のソフトバンク戦の先発予定が雨で流れ、札幌の日本ハム戦が地震で中止と間隔があいたため、ファームで調整して臨んだ。

「下でしっかり調整して、安定している。いいピッチングを期待している」という井口監督の言葉通り、6回までわずか71球で3安打無失点とソフトバンク打線を抑えた。打線も2回に井上が先制21号ソロ、4回は鈴木が適時打と2点を奪い、完封ペースだった。

 しかし、7回1死から長谷川を歩かせ、2死から高田に左翼線二塁打を許して二、三塁とされると、代打・福田に左前への同点タイムリーを浴びた。簡単にカウント0-2と追い込みながら、勝負を急いで悔やまれる失点だった。

「初回3人で抑えられ、ゲームにしっかり入っていけたが、7回にフォアボールから連打で同点にされたところ。あそこで何とか粘りたかった。結果は(球が)高く入って打たれたが、その前に四球を出したところ。(ピンチを)防げた。そこを反省したい」と有吉。井口監督も「球際だったり、(野手も含めて)年間の課題。最後の1球」と惜しんだ。(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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