「タイフードフェスティバル長崎」開催 22日から タイの食文化をPR、商談会も

 タイ中小企業振興庁は22~24日、長崎市出島町の出島ワーフで、タイの食文化をPRするイベント「タイフードフェスティバル長崎」を県内で初めて開催する。県内在住の留学生が会場で通訳しながら販売や商談をサポートする。
 イベントは飲食物のPRや文化交流を通じ、タイの日本向け輸出を拡大することが目的。企業の海外展開を支援する「わかたむ」(諫早市)と長崎留学生研究会が企画し、タイと取引がある商社を通じてイベントを誘致した。
 食品を取り扱うタイ20社の担当者が来日。辛口ソースやレトルト食品、ジュース、菓子などを販売する。出島ワーフ内の飲食店8店舗も協力し、調味料を使ったガパオライスやグリーンカレーピザなどのメニューを提供する。
 開場時間は3日間とも午前11時~午後5時。イベント終了後の25日は長崎市大黒町のコワーキングスペースminatoで商談会を開き、県内の飲食店・企業とタイ事業者の商談を支援する。
 わかたむの若杉和哉社長は「多くの人に来場してもらい、タイを身近に感じてもらえる機会にしたい。留学生にとっても貴重な経験の場となる」と期待している。

出島ワーフの飲食店で提供するガパオライス

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