UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第1戦が各地で行われ、トッテナムはアウェイでインテルと対戦した。
”死の組”と言われるグループBで何としても初戦はモノにしたいトッテナムは、序盤から積極的に前線にパスを送りゴールに襲い掛かる。エースのケインに得点の期待がかかるが、連戦の疲れからか質の低いパフォーマンスに終始してしまう。37分にディフェンスライン背後に抜け出すもシュートまで持ち込めなかった場面など、疲労の色を隠せないでいた。
そんな中一人存在感を発揮していたのは、トッテナムの司令塔クリスティアン・エリクセンだった。決定的なパスやシュートを放っていたエリクセンは、53分に自ら放ったミドルシュートのこぼれ球に反応すると、再び右足で狙ったDFに当たってコースが変わり、トッテナムが先制ゴールを挙げた。追加点を決めて試合を決めたいトッテナムだったが、86分にインテルのマウロ・イカルディに今季CLベストゴールに入るようなスーパーボレーを叩き込まれ、土壇場で同点に追い付かれてしまう。ホームの声援を受け完全に押せ押せムードとなったインテルは、後半アディショナルタイムにCKの流れから最後はマティアス・ベシーノが頭で押し込んでついに逆転。勝利を目の前にしてトッテナムは貴重な勝ち点を落とす結果となった。