カージナルス快勝 ワイルドカード獲得に大きく前進

【カージナルス8-1ブレーブス】@サントラスト・パーク

熾烈なワイルドカード争いで2位につけるカージナルスは、先発のオースティン・ゴンバーが3回裏にロナルド・アクーニャJr.に26号先制ソロを浴びたものの、直後の4回表にポール・デヨングの19号2ランで逆転に成功。1点リードのまま迎えた8回表にはデヨングとヤディアー・モリーナのタイムリーで4点を追加し、9回表にはタイラー・オニールとマーセル・オズーナのタイムリーでさらに2点を追加してダメ押しした。ゴンバーは5回98球1失点で今季6勝目(1敗)をマーク。ワイルドカード争いで首位のブリュワーズと3位のロッキーズが敗れたため、ブリュワーズとのゲーム差は2に縮まり、ロッキーズとのゲーム差は1.5に広がった。

ドジャース4連戦に1勝3敗と負け越したことについて「間違いなく、週末のホームでの戦いはタフなものだった。僕たちが求めていた結果ではなかったからね」と語ったゴンバーだが、前回登板の悔しさを晴らすかのように5回1失点の好投を見せ、チームは3連勝。「僕たちはまだ地区優勝が可能だと考えている。全ての試合に勝つつもりで戦っているよ」と言葉に力をこめた。レギュラーシーズンは残り10試合となり、地区首位のカブスとは5.5ゲーム差、同2位のブリュワーズとは2ゲーム差。カブスの優勝マジックは「8」となっており、逆転優勝の可能性は限りなく低いものの、もちろんゼロではない。ワイルドカード1位となって一戦必勝のワイルドカード・ゲームを本拠地開催できる可能性も残されており、カージナルスは少しでも多くの白星を求めて全力で戦い続ける。

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