レイズ・スネルが20勝&200奪三振 防御率は1点台に

【レイズ4-0レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

今季大ブレイクを遂げているレイズのブレイク・スネルがレンジャーズ打線を相手に5回92球を投げて被安打1、奪三振5、与四球2、無失点の好投。5回裏にライアン・ルアから奪った見逃し三振で今季200奪三振に到達し、完封リレーでチームが勝利したため、20勝の大台にも到達した。レイズは4回表にウィリー・アダメスの10号2ランとジョーイ・ウェンドルのタイムリー二塁打で3点を先制し、7回表には崔志萬(チェ・ジマン)の内野ゴロの間に1点を追加。スネルのあとを継いだチャズ・ローが1イニング、ジャレン・ビークスが2イニング、ライン・スタネックが1イニングをそれぞれ無失点に抑え、完封リレーを完成させた。

試合後、レイズのケビン・キャッシュ監督は「20勝と200奪三振を同じ日に達成するなんて非常に素晴らしいね」と語り、スネルの好投を称えた。指揮官が「彼は本当に驚異的なシーズンを過ごしているよ」と語るように、スネルは20勝と200奪三振に到達しただけでなく、5回無失点の好投により防御率も1点台(1.97)に突入。シーズン20勝はサイ・ヤング賞に輝いた2012年のデービッド・プライス(現レッドソックス)に次いで球団史上2人目の快挙となった。一時戦列を離れていた影響もあり、投球イニング数は169にとどまっているものの、サイ・ヤング賞レースのライバルと見られるクリス・セール(レッドソックス)も故障の影響で成績を伸ばせない時期が続いており、残り試合でのピッチング次第では球団史上2人目のサイ・ヤング賞投手が誕生するかもしれない。

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