エンゼルスが打撃戦を制す 5番・大谷は1安打&2四球

【エンゼルス9-7アスレチックス】@オークランド・コロシアム

4回表にマイク・トラウトの35号ソロで先制したエンゼルスは、直後の4回裏に4点を奪われて逆転を許したものの、6回表にアンドレルトン・シモンズの2点タイムリーとケイレブ・カワートの1号グランドスラムで6点を奪い、再逆転に成功。カワートは8回表にもタイムリー三塁打を放ち、2安打5打点の活躍でチームの勝利に大きく貢献した。「5番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は1安打と2四球で計3出塁。6回表一死1・2塁の場面でレフトへのヒットを放ってチャンスを広げるなど、チャンスメーカーとしてチームに貢献した。アスレチックスは8回裏に2点差まで追い上げたものの、反撃は及ばず。逆転地区優勝に向けて手痛い1敗となった。

「今日のような素晴らしい夜を過ごせるのは気分が良いね」とカワートは大活躍の一戦を嬉しそうに振り返った。試合開始前の時点で打率.123(73打数9安打)と思うようなパフォーマンスが出来ずにいたカワートだが、この試合では今季1号本塁打となる逆転グランドスラムを含む2安打5打点の大暴れ。この一発は自身初の満塁弾でもあった。マイク・ソーシア監督は「彼はこの試合の誰よりも一生懸命にプレイしていたね」とカワートの活躍を称賛。「彼が放った2本のヒットはチームにとって大きかったよ」と伏兵の活躍を喜んでいた。

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