【MLB】平均的メジャーリーガー2人分の働き!? 大谷の「得点生産力」は8月以降MLB2位

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

米記者が「wRC+」の数値を紹介、ドジャースのターナーに次ぐ2位に

 18日(日本時間19日)の敵地アスレチックス戦でも2打数1安打2四球と3出塁で勝利に貢献したエンゼルスの大谷翔平投手。新たな右肘靭帯損傷が見つかってからも打者として活躍しているが、8月1日以降はメジャー2位の「得点生産力」を見せていると米メディアが伝えている。

 MLB公式サイトでデータ解析システム「スタットキャスト」の分析を行うアンドリュー・サイモン記者は、自身のツイッターで「打者・大谷」の特筆すべき数値を紹介。「wRC+による、8月1日以降のMLB最高の打者たち」として、打者としてのパフォーマンスを格付けしている。

 wRC+とは「Weighted Runs Created Plus」の略称。出塁力、長打力という打撃面の貢献を、同じ打席を得た平均的な打者の働きに対し、いかに傑出していたのかを示す指標で、現在メジャーで重視されている。

 両リーグ1位はドジャースのジャスティン・ターナー内野手の「217」で、大谷は「216」で2位。1位のターナーに肉薄している。3位はマイク・トラウト外野手(エンゼルス)で「198」、4位はナ・リーグ新人王有力候補のロナウド・アクーニャ外野手(ブレーブス)の「185」、5位はアレックス・ブレグマン内野手(アストロズ)で「182」となっている。

 wRC+は「100」が平均的な打者の数値で、大谷はメジャーリーガー2人分以上の得点総出力を示していることになる。

 打者一本に集中した大谷の貢献度は、MVP2度の天才トラウトを凌ぐほど。ベーブ・ルースの再来と呼ばれる男は、一刀流でも「野球の神様」の2世という評価に恥じない実力を証明している。(Full-Count編集部)

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