ベテラン・ペンスが3打点の活躍 ジャイアンツ接戦制す

【ジャイアンツ5-4パドレス】@ペトコ・パーク

ジャイアンツは1点を先制された直後の2回表にハンター・ペンスの3号2ランで逆転に成功。3回裏にフランミル・レイエスのタイムリーで同点に追い付かれたものの、直後の4回表にペンスがライトへのタイムリー二塁打を放ち、1点を勝ち越した。5回裏にはレイエスの16号2ランで再びパドレスにリードを奪われたが、8回表に一死満塁のチャンスを迎え、クリス・ショウの2点タイムリーで再逆転。8回裏をマーク・マランソン、9回裏をウィル・スミスが走者を出しながらも無失点に抑え、1点差の接戦を制した。ジャイアンツ3番手のジャロッド・ダイソンが今季4勝目(3敗)をマーク。パドレスは4番手のクレイグ・スタメンが誤算だった。

「6番・ライト」で先発出場したペンスが3号2ランを含む2安打3打点の活躍で存在感を示し、チームの勝利に貢献した。今季が5年9000万ドルの大型契約の最終年であるペンスは、今季限りでジャイアンツを去る可能性が極めて高い。2013年から2年連続で全162試合に出場するなど不動のレギュラーとして2012年と2014年のワールドシリーズ制覇に貢献したペンスだが、2015年以降は故障が増加。昨季は3年ぶりに規定打席に到達したものの、13本塁打、OPS.701と全盛期の打棒は戻らなかった。そして今季はここまで88試合に出場して打率.215、3本塁打、OPS.569という寂しい成績。苦しい状況のなか、この試合で見せた活躍は、メジャーで12年間活躍したベテラン外野手の意地と言えそうだ。

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