12人が結核に集団感染 川崎の民間病院、看護師や患者

 川崎市は19日、市内の民間病院で昨年8月から今年9月にかけて、看護師7人と元入院患者5人の計12人が結核に集団感染したと発表した。うち、11人が発病したが、通院治療で回復に向かっており、感染拡大の恐れはないという。

 市によると、12人は20~70代の男女。感染源は分かっていない。市保健所と同病院は12人のほかに、接触者ら194人を健康診断の対象としており、これまでに59人を調べたが、感染者はいなかったという。市は「病院の管理体制に問題はなかった」としている。

 市は12日、今回とは別に計11人が結核に集団感染した事案があったと発表していた。

川崎市役所

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