115系抹茶色R1編成が入線【私鉄に乗ろう 67】

※この「私鉄に乗ろう」の写真は、筆者がプライベートな旅で撮影したものです。鉄道会社さんから許可をいただいていませんので、乗車券があれば誰でも入れる場所から、手持ちで撮影したスナップ写真です。ポケットに入るコンパクト・デジタルカメラ(SONY DSC-WX500)で撮影しています。2018年4月7日(土)に撮影した写真がメインですが、2015年8月7日撮影のものも一部使用しています。その分についてはキャプションに表示します。

【私鉄に乗ろう 67】北近畿タンゴ鉄道/京丹後鉄道 宮津線(宮舞線) その1 元は旧国鉄宮津線です

1924年(大正13年)鉄道省宮津線舞鶴(現・西舞鶴)〜宮津間が開通。1932年(昭和7年)には舞鶴〜豊岡間が全通し宮津線となりました。1944年(昭和19年)舞鶴駅が西舞鶴に改称されます。(舞鶴という駅はありません)1949年(昭和24年)日本国有鉄道法施行で日本国有鉄道(旧国鉄)に移管。

1987年(昭和62年)第3次特定地方交通線として宮津線廃止が承認されます。1990年(平成2年)第三セクター北近畿タンゴ鉄道(第一種鉄道事業)に移管。営業キロが83.6kmに変更されました。1996年(平成8年)宮津〜天橋立間が直流1500Vで電化。

2015年(平成27年)北近畿タンゴ鉄道は第三種鉄道事業者になり、京丹後鉄道が第二種鉄道事業者として鉄道運行事業を担当する上下分離方式がスタートしました。同時に西舞鶴〜宮津間24.7kmを宮舞線、宮津〜豊岡間58.9kmを宮豊線と呼ぶ路線愛称も決定。

それでタイトルが「北近畿タンゴ鉄道/京丹後鉄道 宮津線(宮舞線) その1」という長いものになったワケです。

※京丹後鉄道は高速バス大手のWILLERの100%子会社です。

では西舞鶴から出発します

実は2015年8月7日に西舞鶴から豊岡まで乗っています。その時の写真も使います。まずは2018年4月7日(土)の西舞鶴駅。JR舞鶴線と京丹後鉄道の西舞鶴駅があります。土曜日にした理由は京丹後鉄道の1日フリーパスが「家族お出かけきっぷ」1800円という土日祝しか使えない企画きっぷだったからです。※「みんなでエコ!丹鉄1日フリーきっぷ」が2018年8月16日から発売されています。これなら曜日を選ばず使えます。やれやれ、9日早かった。

京丹後鉄道入口は小さいです。昼間は有人。今日はのんびり9:37の豊岡行に乗ります。この1本前の豊岡行は07:04と些か早過ぎるのと、天候が朝よりも昼に向かって回復する予報だったのでゆっくり出発します。8時台の快速だと通過駅があるのでNGですし。

ホームに出ると1996年(平成8年)に導入されたKTR8000形気動車、水戸岡鋭治さんのデザインでリニューアル改造された「丹後の海」。2017年(平成29年)には全車両リニューアル改造が終わって旧塗装の車両はなくなりました。2015年8月に撮った旧塗装車両がトップ画像に登場します。その右には京丹後鉄道車両区(西舞鶴運転区)が広がっています。

駅名標。

JR舞鶴線に唯一残っている115系抹茶色R1編成が入線したので思わず撮っちゃいました。福知山行です。

こちらも豊岡行が入線。KTR800形803。北近畿タンゴ鉄道に移管される際に富士重工で製造された車両。トイレの有るKTR700形が9両、トイレの無いKTR800形が3両作られました。

信号が青に変わって出発です。右の車両区にKTR001形気動車が見えます。

西舞鶴を出発して500mほどJR舞鶴線と並走しますが、京丹後鉄道は右に折れて西に向かいます。

宮津までに6つのトンネルがあります。最初のトンネル、番号1が入口右に見えます。

駅です。

出発したばかりですが【私鉄に乗ろう 67】北近畿タンゴ鉄道/京丹後鉄道 宮津線(宮舞線) その2 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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