小児在宅医療 構築へ 佐世保で県北研修会

 県北地区で子どもの在宅医療体制を構築しようと、県小児科医会小児在宅医療部会は15日、佐世保市祇園町の佐世保医師会館で「第1回県北研修会」を開いた。
 県北地区では現在、たんの吸引や経管栄養などの医療行為が日常的に必要な「医療的ケア児」が、病院に通院している。在宅医療を受けることができれば家族の負担も軽減するため、体制づくりが求められている。
 研修会には医師や看護師、薬剤師ら約120人が参加。小児在宅医療に取り組む安中外科・脳神経外科医院(長崎市)の安中正和院長が講演し「フットワークの軽い訪問看護師が必要。在宅医と小児科医がしっかりコミュニケーションを取ることが大切」などと呼び掛けた。

小児在宅医療の必要性について考えた講演=佐世保医師会館

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