ついに『MSD』が完成か すでに昨季を超えたバルサのワンダーボーイ

バルセロナのデンベレ photo/Getty Images

昨季は怪我が連続してバルセロナで定位置を確保しきれず、ロシアワールドカップでもフランス代表のキーマンになりきれなかったFWウスマン・デンベレ。悔しい思いをしたはずだが、今季はその鬱憤を晴らすかのような見事なスタートを切っている。

リーグ戦でも継続的に得点を決めると、18日のチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節PSV戦でも得点を記録。これがシーズン5点目となり、たった6試合で昨季記録した4ゴールを超えることとなった。スペイン『MARCA』もこの活躍を絶賛しているが、今季のデンベレは間違いなく別人だ。

昨季はデンベレが退団したネイマールの後継者になると期待されていたのだが、負傷が長引いたこともあって指揮官エルネスト・バルベルデはルイス・スアレスとリオネル・メッシの2トップを選択する機会が多かった。しかし今季はデンベレが好調なため、前線で3トップを構築できる。

MSNならぬMSDが機能しているのは大きく、スアレスとメッシに続く3人目の点取り屋が誕生しつつあるのはチームにとってプラスになるはずだ。今季どこまで数字を伸ばすことができるのか、今季は21歳のデンベレにとって覚醒のシーズンだ。

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