【自民党 総裁選】3選で在職日数1位なるか。安倍晋三(あべ しんぞう)総裁の経歴・今後の抱負は?

 

安倍晋三首相(63)と石破茂元幹事長(61)の2名が立候補していた自民党総裁選は本日、投開票を迎えました。

国会議員の投開票と党員・党友票の開票の結果、国会議員票405票と党員票405票の計810票のうち、国会議員票は安倍氏が329票、石破氏が73票で、党員・党友票は安倍氏が224票、石破氏が181票を獲得しました。合計で安倍氏が553票、石破氏が254票を獲得し、安倍氏の3選が決定しました。

安倍首相の総裁任期は2021年9月までの3年間です。任期満了まで務めると総理大臣としての在職日数は、2019年6月7日には2721日で初代伊藤博文元首相を抜いて歴代3位、8月24日には2799日で佐藤栄作元首相を抜いて歴代2位(戦後1位)、11月20日には2887日で桂太郎元首相を抜いて歴代1位となります。
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父・安倍晋太郎外務大臣の秘書官を経て、衆議院議員9期を務める

安倍晋三氏は1954年9月21日、東京都の生まれで現在63歳です。成蹊大学法学部政治学科を卒業後、1979年に神戸製鋼所に入社します。1982年には安倍晋太郎外務大臣の秘書官となり、1993年の第40回衆院選で初当選。以来9回の当選を重ねています。

1999年には衆議院厚生委員会理事、自民党社会部会長に就任。2000年から2002年まで内閣官房副長官を務め、2003年には自民党幹事長に就任します。2004年に自民党幹事長代理・党改革推進本部長、2005年に内閣官房長官を歴任し、2006年には自民党総裁・第90代内閣総理大臣に就任しました。2007年に内閣総理大臣を辞任するも、2012年には自民党総裁・第96代内閣総理大臣となり、2014年には第97代内閣総理大臣、2017年には第98代内閣総理大臣に就任し、現在に至っています。
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自民党の今後の方向性は?

安倍氏は自民党総裁選で3選を果たした後の演説にて、「石破氏の健闘をたたえたい。全身全霊を傾けて任務をまっとうする」と述べ、各種の課題に取り組むとともに、「皆さんとともに憲法改正に取り組んでいきたい」と決意を表明しました。

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