控え選手主体のDバックス打線が爆発 カブスに完勝

【カブス0-9ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督はポール・ゴールドシュミット、デービッド・ペラルタ、エドゥアルド・エスコバー、スティーブン・スーザJr.、A.J.ポロックといった主力選手をスタメンから外し、大幅な打線の組み換えを敢行。これが見事に的中し、先発のコール・ハメルズをはじめとするカブス投手陣に12安打9得点の猛攻を浴びせて試合の主導権を握った。投げては先発のロビー・レイが6回105球を投げてカブス打線をわずか1安打に封じ、ブラッド・ジーグラー、平野佳寿、アンドリュー・チェイフィンも各1イニングを無安打無得点に封じて完封リレーが完成。ナ・リーグ中部地区首位のカブスに9対0で完勝した。

ダイヤモンドバックスは初回にクリスチャン・ウォーカーの3号3ランとクリス・オーウィングスのタイムリーで4点を先制し、6回裏にはニック・アーメッドのタイムリーとオーウィングスの4号2ランで3点を追加。8回裏にはジェフ・マシスが1号2ランを放ち、ダメ押しの2点を追加した。ロブロは「打線の顔ぶれを見たとき、我々がシーズンを諦めたと思っただろう?でも、その考えは正しくないよ」と語り、「してやったり」の表情。2安打を放ったパトリック・キブラハンは「AAA級のチームみたいだねってみんなで冗談を言っていたんだ」と笑ったが、主力選手に代わって出場した選手たちが躍動し、チームに貴重な1勝をもたらした。

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