プイーグ決勝弾 ドジャースが首位攻防3連戦をスイープ

【ロッキーズ2-5ドジャース】@ドジャー・スタジアム

先発のウォーカー・ビューラーが初回に2点を失ったドジャースは、2回裏にマット・ケンプが20号ソロ、5回裏にブライアン・ドージャーがレフトへのタイムリー二塁打を放ち、2対2の同点に。さらに7回裏には一死2・3塁のチャンスを作り、ドージャーの代打として登場したヤシエル・プイーグがセンター左へ22号勝ち越し3ランを叩き込んだ。ビューラーは先制こそ許したものの、6回12奪三振2失点(自責点0)の快投でチームの勝利に貢献。4番手の前田健太は2つの三振を奪って2/3イニングを無失点に抑え、3連戦をスイープしたドジャースは2位ロッキーズとのゲーム差を2.5に広げて地区6連覇へのマジックを「8」とした。

ロッキーズとの3連戦がスタートしたとき、ドジャースは首位ロッキーズから0.5ゲーム差の2位につけていた。ロッキーズとの今季最後の3連戦は地区優勝の行方を大きく左右する重要な戦いになると見られていたが、結果はドジャースの3連勝。ダイヤモンドバックスも含めた三つ巴の戦いからなかなか抜け出せず、苦しい戦いが続いていたドジャースだが、勝負どころで強さを発揮し、地区6連覇に向けて大きく前進した。デーブ・ロバーツ監督が「重要な場面でヤシエル(・プイーグ)を代打で起用することができたのはとても大きかった」と語ったように、選手層の厚さはメジャーでも随一。故障者が続出し、ベストメンバーが揃わないなかでも我慢強く戦い続けてきた。地区6連覇、そして30年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すドジャースの戦いは、いよいよ1つ目のゴールを迎えようとしている。

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