内閣支持率は微増続く。立憲民主党は支持率低下が止まらず、6社の調査で下落|9月 世論調査まとめ

9月中に行われ、有効回答数や回答を公開している報道機関7社の世論調査の結果をまとめ、比較しました。なお、各社の調査日や手法は異なるため、あくまでも参考値としてご覧ください。

安倍内閣への支持率は、前回に続いて微増傾向

「安倍内閣を支持しますか?支持しませんか?」といった旨の内閣支持・不支持率について7社を比較すると、そのすべてにおいて支持率が上昇する形になりました。加重平均で見ると内閣支持と不支持が拮抗し、やや内閣支持が上回っています。

もっとも支持率の上昇が大きかったのは、産経新聞・フジテレビの調査で、先月8月25日・26日の調査と比較して、支持率は3.7ポイント上昇の49.3%、不支持率は2.6ポイント減少の41.8%になりました。

振れ幅が最も小さかったのは、NHKの調査です。先月8月3日~5日の調査と比較して、支持率は1ポイント上昇の42%、不支持率は2ポイント減少の39%となりました。なお、NHKの8月時点での調査では支持率と不支持率がともに41%と拮抗していたものの、7月調査時点同様、支持率が不支持率を上回る結果となっています。

自民党支持率は大きな変化なし。立憲民主党の各社下落傾向

与党である自民党の支持率は7社の調査のうち8月時点と比較可能な6社を見ると、朝日新聞の調査で4ポイントの上昇、JNNの調査で1.2ポイントの減少を見せているほか、大きな変化はありません。

立憲民主党は8月時点の各社の調査を比較すると、全ての調査で下落しています。テレビ朝日の調査では4ポイント減少の6.7%と、決して少なくはない下落を見せています。

 

8月と9月の両月で回答数や各回答の割合を公開している6社を比較しています

本日20日には自民党の総裁選が行われ、30日には公明党大会や立憲民主党フェス(党大会)が開催されます。10月1日には内閣改造も予定され、10月下旬に開かれる臨時国会に向け、与野党ともに国民からどのような評価を受けるかに引き続き注目が集まります。

<参考>
JNN(TBSテレビ) 世論調査(9月1〜2日実施、回答数1200)
毎日新聞 世論調査(9月1〜2日実施、回答数1032)
朝日新聞 世論調査(9月8〜9日実施、回答数2102)
時事通信 世論調査(9月7~10日実施、回答数1240)
ANN(テレビ朝日)世論調査(9月15~16日実施、回答数1100)
産経新聞・フジテレビ 世論調査(9月15~16日実施、回答数1000)
NHK 世論調査(9月15~17日実施、回答数1215)
(データ分析・執筆協力:若林良)

© 選挙ドットコム株式会社