長崎市でコスプレイベント アニメソングライブも開催 長崎経済研究所主催 サブカルチャーを地域活性化に

 漫画やアニメ、ゲームなどのサブカルチャーを地域活性化に生かそうと、十八銀行系シンクタンクの長崎経済研究所(長崎県長崎市)は24日、初のコスプレイベントを長崎市内で開く。2019年3月には千人規模での拡大開催を計画。訪日観光客によるインバウンド需要も見込んでおり、「長崎観光の新たな柱」を目指す。

 長崎経済研究所によると、近年はアニメの舞台のモデルとなった場所を訪ねる「聖地巡礼」と呼ばれるファンの行動が注目を集め、大手の出版社や旅行会社で作るアニメツーリズム協会は「日本のアニメ聖地88」を制定。アニメのキャラに扮(ふん)する人やそれを見に来る人が集まるコスプレイベントでは、名古屋市で毎年開催されている「世界コスプレサミット」が集客約30万人を誇るという。

 今回の長崎市内でのイベントは「キャラめるPOP NAGASAKI」と銘打ち、長崎県美術館やグラバー園などを舞台としたコスプレ参加者のほか、カメラマンも受け付ける。有名コスプレイヤーを招くほか、プロモデルの写真撮影会「シュガーロード&ハートストーンフォトジェニック」も同時開催し、計約200人の参加を見込む。23日には、アニメソングライブも開かれる。

 長崎経済研究所の川崎弘・アライアンス事業担当部長は「グラバー園や夜景など“見る”観光地が多い長崎はコスプレの舞台として最適。SNSなどを通じて長崎の魅力を広められれば」と話している。

 イベントの詳細はホームページ(http://charamelpop.com)。

「キャラめるPOP NAGASAKI」のホームページ

© 株式会社長崎新聞社