きょう21日（金）は、東北から九州にかけて雨で、西日本では激しい雷雨に注意が必要となる。また、東・北日本は気温の上がりが鈍くなる見込み。一方、西日本は蒸し暑くなる見通しだ。

日中は雨が強まるところも

　伊豆諸島から九州付近を通り、東シナ海に停滞する秋雨前線の影響で、東・西日本は広範囲で雨が降っている。九州は、雷を伴った猛烈な雨または非常に激しい雨を解析しいている。（きょう午前5時00分までの24時間雨量は、鹿児島県さつま町で186.5ミリ、熊本県南阿蘇村で180.0などとなっている。）
　きょうは東北から九州にかけて広く雨で、雷を伴って局地的に非常に激しい雨が降って大雨となるおそれもある。特に西日本では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。

東京都心などで今季初の気温に

　東京都心は、昨夜から今朝にかけての気温は15℃台、奥多摩町は14℃台で、この秋最も低い気温となった。東京都心は、きょうも冷たい雨や北風の影響で、気温の上がりが鈍くなりそうだ。一方、西日本は蒸し暑くなる見込み。

21日の予想最高気温（前日差）
札幌　23℃（±0℃）9月中旬並み
仙台　20℃（－3℃）10月中旬並み
東京　21℃（－3℃）10月中旬並み
名古屋　23℃（＋1℃）10月中旬並み
大阪　25℃（＋4℃）10月上旬並み
福岡　29℃（＋1℃）平年並み
那覇　32℃（±0℃）真夏並み
(気象予報士・崎濱綾子)