〔草津白根山〕湯釜付近の噴火警戒レベルを1に引下げ、本白根山はレベル2継続(9/21)

気象庁地震火山部は21日09:00、群馬県の草津白根山のうち、白根山(湯釜付近)について、今年4月22日に引上げていた噴火警戒レベル2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。地震活動が低調な状態となるなど火山活動が静穏時の状態に戻る傾向がみられていることから、湯釜火口から1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったとしていますが、今後も、湯釜火口から概ね500mの範囲では、ごく小規模な火山灰等の噴出に注意するとともに、ところどころで火山ガスの噴出がみられることから、周辺の窪地や谷地形などでは高濃度の火山ガスが滞留することがあるとして、地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。

なお、今年1月23日09:59頃に水蒸気噴火を起こした本白根山では、噴火直後に多発した火口付近ごく浅部の地震活動は、回数が減少したものの現在も継続しており、当面は同様な噴火が発生する可能性は否定できないとして、3月16日に発表した火口周辺警報(噴火警戒レベル2 火口周辺規制)を継続しています。

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