DFA、慶応義塾大学 湘南藤沢キャンパスでイタリアからの陸上配送用ドローン「YAPE」の実証実験を実施

株式会社DroneFutureAviation(DFA)は、2018年9月5日に独占取扱権を有する陸上用配送ドローン「YAPE」の実証実験を慶応義塾大学 湘南藤沢キャンパスで行った。

同実証実験は、YAPEの利便性・安全性・有用性・発展性を確認し、今後の実証実験や日本国内での運行可能の実現性を高めるために行われた。今回がYAPEの日本初の実証実験。

YAPEは、イタリアを本社とする会社で、現在地元警察の協力を得て、公道での配送実証実験を行っている。YAPEの機体は親しみやすい見た目で、独立した電気モーターを備えた2つの車輪でエネルギー消費を最小化し、動きの機敏さを最大化する構造。これにより小道や狭い空間を機敏に動き、楽々と歩道を上り下りが可能だという。また、「360度ヴィジョン」により、人間の目よりも早く障害を予測して、最大30%の傾斜・7cmの段差を超え、最大で70kgの荷物を届けることができるという。ヨーロッパ特有の凸凹した道でも走行可能な陸上ドローンだ。

今回の実証実験では、いくつかの団体や企業に陸上配送ドローンのデモンストレーションが披露され、デモンストレーションでは、遠隔操作実験とマッピング自動走行が行われた。

yape実証実験の様子

© 株式会社プロニュース