熊本県庁ルフィ像、11月30日除幕 等身大、常設は世界初

 熊本県は20日、県庁プロムナード内に設置する人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の主人公ルフィの等身大立像の除幕式を11月30日に開くと明らかにした。熊本地震からの復興に多額の寄付を寄せた作者、尾田栄一郎氏=熊本市出身=への県民栄誉賞贈呈の記念事業。今後、ルフィの仲間のキャラクター立像を被災地に設置することも検討中という。

 台座の上に、ルフィの設定身長と同じ174センチの銅像を建てる。既に製作に着手しており、ポーズや服装などの造形は尾田氏が監修する。設置費1300万円は熊本地震後に尾田氏が寄付した8億円の一部を充てる。同漫画は世界で人気を博しているが、常設立像は初めてという。

 一方、県は県庁だけでなく、ルフィの仲間のキャラクター立像を被災地に設置する計画。この日の県議会で、蒲島郁夫知事は出版元の集英社から了解を得たと報告し、「各地に震災遺構を展示する回廊形ミュージアムと連携すれば、相乗効果も期待できる。被災地を勇気づけたい」と述べた。

 ルフィ像建設を巡っては、県は当初、ふるさと納税を財源とした基金を充てると説明。しかし、「地震後の生活再建を優先すべきだ」などと疑問の声が寄せられ、同基金に尾田氏の多額の寄付が含まれていると公表した。(馬場正広)

(2018年9月21日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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