【平成の長崎】「サンライズ」が進水 多比良ー長洲間の新型フェリー 3月末から就航 平成6(1994)年

 南高国見町多比良と熊本県長洲を約45分間で結ぶ有明海自動車航送船組合(管理者・高田知事)に導入される豪華フェリー「サンライズ」(850トン)の進水式が1月13日、長崎市深堀町、林兼船渠(ドック)であった。
 サンライズの建造は、現在同航路で使用中の第6有明丸(695トン)の老朽化に伴うもの。サンライズは旅客定員が590人と現在より102人増え、乗用車搭載能力も15台アップして85台となった。客室スペースを広くし、ブリッジを4階に上げたため、客室からの見晴らしが良くなった。建造費は約10億5000万円。
 サンライズは、内装などを終えた後、3月30日に就航する。
(平成6年1月14日付長崎新聞より)
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3月から有明フェリーに就航する「サンライズ」=長崎市深堀町

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