アスレチックス今季最多21得点大勝 史上初の珍記録も

【エンゼルス3-21アスレチックス】@オークランド・コロシアム

アスレチックスは8選手がマルチ安打を記録するなど打線が22安打と爆発し、今季最多の21得点を記録してエンゼルスに快勝。連勝を2に伸ばし、地区首位アストロズとのゲーム差を3.5に縮めた。1点ビハインドの3回裏にスティーブン・ピスコッティの26号3ランなどで逆転したアスレチックスは、4回裏に6本のタイムリーを集中して一挙7得点。6回裏には3本のタイムリーなどで6点、7回裏にもニック・マルティーニの1号2ラン(メジャー初本塁打)とチャド・ピンダーの12号ソロで3点を追加し、エンゼルス投手陣を粉砕した。前日5打点のピスコッティはこの試合でも2安打4打点の活躍。マーカス・セミエンは3安打5打点の大暴れだった。

大敗を喫したエンゼルスでメジャー史上初となる珍記録を達成したのが「7番・捕手」で先発出場した新人捕手のフランシスコ・アルシアだ。6回までマスクを被って懸命に投手陣をリードしたアルシアは、16点ビハインドの7回裏から敗戦処理としてマウンドへ。7回裏は2本のホームランを浴びて3点を失ったものの、8回裏は一死1塁からダスティン・ファウラーを併殺打に打ち取り、アスレチックスの攻撃を打者3人で退けた。そして、9回表二死走者なしで回ってきた打席ではセンターへの3号ソロ。この一発によりアルシアは1試合のうちに捕手と投手を務め、その試合でホームランを放った史上初の選手となった。

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