【平成の長崎】税務事務など効率化 長崎県 オンラインシステム始動 平成6(1994)年

 県の財務、税務事務の効率化を図るオンラインシステムの始動式が4月1日、県庁であった。
 システム開発業者や県職員ら約40人が出席。高田知事が「体に例えるとコンピューターによる事務処理は県の神経の構築。将来はすべての部署に配置し効率化を進めたい」とあいさつし、稼働ボタンを押した。
 システムは財務会計オンラインと県税総合情報管理の2種類。財務会計は記帳、集計、報告書作成などの事務を手作業から機械処理に変え事務を省力化する一方、公金取り扱い銀行のコンピューターと結び、支払い、収納情報などを迅速に伝える。県税は納税証明書の発行などをスピード化し住民サービスの向上を図る。両システムは県が平成3年度から7億6000万円をかけ、開発を進めていた。
(平成6年4月2日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

財務、税務の事務効率化を図るオンラインシステム=県演算システム課

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