藤沢の海、暑すぎて客足鈍った? 2年連続200万人割れ

 神奈川県藤沢市は21日、今夏の市内3海水浴場(片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼、辻堂)の来場者が157万1454人だったと発表した。天候不良で来場者が過去2番目に少なかった昨年から3万2394人増えたが、台風や酷暑の影響で伸び悩み、昨年に続いて200万人を割り込んだ。

 市観光シティプロモーション課によると、7月の来場者数は52万3154人で、現在の計測方法となった1997年以降で最少。同課は7月下旬に台風12号が接近したほか、猛暑日が続き「暑すぎる」として客足が遠のいたとみている。

 8月は天候に恵まれた一方、強風や荒波により遊泳禁止は延べ11日、遊泳注意も同46日に上り、来場者数も104万8300人にとどまった。

 市内の海水浴客数は2006年から10年までの5年間、400万人台を記録。11年~16年は200万~300万人台が続いていたが、17年は16年ぶりに200万人を割り込んだ。

 同課は「2年後には東京五輪が開催されるので、今後も海水浴場協同組合と協力して、にぎわい創出に力を入れていきたい」と話した。

藤沢市内の海水浴客数は昨年に続き、200万人を割り込んだ=8月、藤沢市の片瀬東浜

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