MotoGPアラゴンGP初日:マルケスがトップ。ドゥカティ勢が上位と好調キープ

 MotoGP第14戦アラゴンGP、MotoGPクラスは、スペインのモーターランド・アラゴンで1日目の2回のフリー走行を行い、マルク・マルケス(ホンダ)が1分47秒382で初日総合トップに立った。

 MotoGPクラスのフリー走行1日目は午前中の1回目、午後の2回目共にドライコンディションで行われ、全員が1回目のタイムを2回目に更新、初日の総合結果は、2回目のタイム順となった。

 1回目を6番手で終えていたマルケスは、2回目のセッションの残り5分を切ったところで1分48秒171を記録してリーダーボードのトップに立つ。ところがその直後にアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が1分47秒835とファステストラップを更新してトップに浮上。さらにカル・クラッチロー(ホンダ)もマルケスのタイムを上回る1分47秒382を記録して2番手に浮上する。

 しかし、マルケスはアタックを続行。残り2分を切ったところで1分47秒382とファステストを更新。セッショントップ、初日総合トップに立った。

 総合2番手に1分47秒520でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。1回目を4番手で終えていたロレンソは2回目の残り1分付近まで10番手につけていたが、アタックラップで1分47秒520を記録して2番手に浮上した。

FP1でトップタイムを記録したアンドレア・ドヴィツィオーゾ

 ドヴィツィオーゾは1分47秒835で総合3番手。1回目のセッションではトップタイムを記録するなど、好調さをキープ。総合4番手に1分47秒862でクラッチローが続き、セッション序盤からリーダーボードのトップをキープしていたアンドレア・イアンノーネ(スズキ)はラストアタックで自己ベストとなる1分47秒919を記録。セッション5番手、総合5番手で初日を終えた。

 総合6番手に1分48秒134でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、総合7番手に1分48秒389でダニ・ペドロサ(ホンダ)、総合8番手に1分48秒452でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)の順で続き、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は1分48秒501で総合9番手。チームメイトのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が1分48秒552で総合10番手に続いた。

 フランコ・モルビデリ(ホンダ)が1分48秒654でルーキートップの総合11番手、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が1分48秒680で総合12番手、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分48秒808で総合13番手、ポル・エスパルガロ(KTM)が1分48秒850で総合14番手、ブラッドリー・スミス(KTM)が1分48秒861で総合15番手。

 総合16番手に1分48秒902でアレックス・リンス(スズキ)、総合17番手に1分48秒997でヨハン・ザルコ(ヤマハ)、総合18番手に1分49秒016でカレル・アブラハム(ドゥカティ)。中上貴晶(ホンダ)は1回目、2回目共にセッション19番手、2回目に記録した1分49秒123で総合19番手。

 総合20番手に1分49秒441でスコット・レディング(アプリリア)、総合21番手に1分49秒690でトーマス・ルティ(ホンダ)、総合22番手に1分49秒925でチャビエル・シメオン(ドゥカティ)、総合23番手に1分49秒937でハフィス・シャーリン(ヤマハ)が続き、負傷欠場中のティト・ラバット(ドゥカティ)の代役として、初のMotoGPマシンライドとなったジョルディ・トーレス(ドゥカティ)は、1分51秒081で総合24番手。ただし、前戦と同様、アビンティアレーシングはラバットのマシンをシメオンが走らせ、シメオンのマシンをトーレスが駆るため、公式結果上では、シメオンがラバットの代役、トーレスがシメオンの代役という形を取る。

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