ナインゴランらの穴埋まらぬローマ 指揮官は今夏の補強に不満?

ローマを指揮するエウゼビオ・ディ・フランチェスコ photo/Getty Images

リーグ戦では1勝2分1敗と鈍いスタートを切り、チャンピオンズリーグでもレアル・マドリードに0-3の完敗を喫したローマ。ここまで順調とは言えない状況となっているが、伊『Calciomercato』は指揮官エウゼビオ・ディ・フランチェスコが今夏の補強に不満を抱いているのではないかと伝えている。

今夏のローマはなかなか忙しい夏を過ごし、GKアリソン・ベッカー、MFラジャ・ナインゴラン、ケビン・ストロートマンら主力が退団。その代わりにMFハビエル・パストーレ、スティーヴン・エンゾンジ、DFイバン・マルカノ、FWジャスティン・クライファートらを獲得した。しかし、ここまで新戦力が完璧にフィットしているとは言い難い。

クライファートはまだ19歳と若いこともあるが、ベンチで過ごす時間がほとんどだ。パストーレとエンゾンジについても、同メディアはディ・フランチェスコのスタイルに合っていない部分があると見ている。新戦力は適応に時間を要するものだが、今のローマはナインゴランとアリソンの穴が埋まっていない状況にある。アタランタ、レアルには3失点するなど、サポーターにとってはフラストレーションの溜まる展開だろう。

今夏の補強はやってきた選手も多かったが、出て行った選手も多かった。チーム力が上がっていると言い切るのは難しく、ローマはやや苦しい時間を過ごしている。

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