長崎くんちバッグ販売 就労支援の障害者ら21人製作

 長崎くんちを盛り上げようと、長崎市内の就労支援事業所などに通所する障害者らが、今年の各踊町の手拭いを使ったバッグを初めて製作した。37事業所でつくる万屋町の「チャレンジド・ショップ はあと屋」で購入でき、受注販売もする。200個限定で、売り切れ次第終了。
 同店は、障害者の社会自立に向けた就労支援の一環で開設され、障害者が手掛けた製品を販売している。今回の手拭いバッグに携わるのは3事業所の計21人で、一つ一つを丁寧に作っている。
 トートバッグ(税込み3500円)、ポーチ付きのショルダーバッグ(同4800円)の2種類。肩掛けの部分を革製にし、工夫を凝らしている。
 同店運営協議会の峯秀親・事務局長は「障害者でも、質の高いバッグが作れることを皆さんに知ってもらいたい。そして、くんちの観光振興に貢献したい」と話す。同店の営業は午前10時~午後7時(日、祝日は午後6時まで)。問い合わせは峯さん(電095・818・9441)。

くんちを盛り上げようと製作したバッグ=長崎市、はあと屋

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