アジア大会陸上七種競技銅メダル 山崎選手母校を訪問

 ジャカルタ・アジア大会の陸上女子七種競技で銅メダルを獲得した山崎有紀(スズキ浜松AC)が21日、母校の長崎南高を訪れ、応援への感謝に加えて「私の目標は2年後の東京五輪出場。皆さんも夢や目標があると思う。それをかなえるために、一緒に頑張っていこう」と後輩たちへメッセージを送った。
 山崎は社会人1年目の23歳。6月の日本選手権で初優勝して、アジア大会の日本代表に選ばれた。大会では日本歴代3位となる5836点の自己ベストで3位に入り、この種目で日本勢3人目となる表彰台に立った。
 この日は約780人の全校生徒らが体育館に集まり、銅メダルを首にかけた先輩を大きな拍手で迎えた。田浦萌衣生徒会長(2年)が花束を贈呈。山崎のあいさつに続いて、全員で祝福の思いを込めて校歌を歌った。
 この後、山崎は陸上部員と握手をしたり、銅メダルに触れさせたりして交流。女子の沼田萌主将(2年)は「先輩の存在は励みになる。先輩を見習って、目標を達成するための意識をしっかり持って練習していきたい」と目を輝かせた。

花束を受け取る山崎(スズキ浜松AC、左)=長崎市、長崎南高体育館

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