フレッシュな音色で魅了 コンクール上位者が川崎で演奏会

 全国の地方新聞社13社が開催した音楽コンクールの上位入賞者が集う「交流の響き2018inかわさき」が22日、川崎市幸区のミューザ川崎シンフォニーホールで開かれた。小学生から大学生まで14人が出演し、ピアノやバイオリンなどの華麗な音色を響かせ、約900人の来場者を魅了した。

 同市と神奈川新聞社が主催、各新聞社などの共催で14回目。加藤順一副市長は「音楽のまち・かわさきを代表するこの催しで存分に力を発揮し今後の飛躍のきっかけにしてほしい」とあいさつした。

 新潟から沖縄までの各県代表らが出演し、クラシックの名曲などでフレッシュな感性を披露した。

 かながわ音楽コンクールのユースピアノ部門小学校中学年の部で最優秀賞に輝いた横浜市立もえぎ野小学校5年の近森七海さん(10)は、プロコフィエフ作曲「10の小品」より第6曲「伝説」などを演奏。「こんなに大きなホールで弾くのは初めて。響きを楽しめた」と満足そうだった。

 同ホールのオルガン講座優秀受講生で川崎市立高津中学校3年の安達柚季さん(14)もステージに立ち「ピアノとは違う魅力の音色を響かせたい」と話し、パイプオルガンでバッハ作曲「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」などを演奏した。

フレッシュな感性で演奏を披露した神奈川代表の近森さん=ミューザ川崎シンフォニーホール

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