年間動員数200万人を突破 本拠地最終戦でファン熱狂 「CS進出を」

 プロ野球・横浜DeNAベイスターズの本拠地最終戦が22日、横浜スタジアムで行われ、球団史上初めて主催試合での年間観客動員数が200万人を突破し202万7922人を記録した。中日を相手に戦ったチームは4連勝を飾り、3年連続クライマックスシリーズ(CS)進出へ弾みをつけ、ファンを喜ばせた。

 

 今季限りで引退する後藤武敏内野手のセレモニーでは、横浜高で春夏甲子園連覇を果たしたメンバーの小池2軍外野守備走塁コーチ、松坂大輔投手(中日)が花束を贈呈。スタンドは温かい雰囲気に包まれ、ラミレス監督は「必ず2位に入り横浜スタジアムでCSを戦いたい」と宣言した。

 スタンドでは、30年来のファンという会社役員三塚政喜さん(59)が「地下鉄に乗ってもユニホーム姿の子どもが増えた。関内の町もベイスターズ一色。人気球団になってうれしいよ」と近年の変化を驚く。

 球団は来季開幕までに一塁側スタンドとバックネット裏に4400席増設する予定だ。1998年の日本一でファンになったという会社員丸林聡さん(27)は「昨季の日本シリーズの熱気はすごかった。CS進出を決めてほしい」と願いを込めた。

本拠地最終戦で球団史上初の観客動員200万人を達成。青一色に染まったスタンドには、引退する後藤選手への感謝を伝える横断幕も=横浜スタジアム=横浜

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