フィリピンと日本の障害者の絵画を紹介 国際アート展

 フィリピンと日本の障害者が描いた絵画を紹介する「さん・さん国際アート展in長崎」が長崎市茂里町の長崎ブリックホールで開かれている。平和な世界を目指すという意味を込めた「Look up(ルック アップ)」をテーマに、平和や愛をイメージして描いた約80点を展示している。24日まで。
 愛知県のNPO法人ふれあいサロンさん・さんガーデン(井浪典子理事長)など主催。同法人は毎年夏、関係者が千羽鶴を携えて被爆地長崎と広島の平和行事に参加したり、フィリピンの障害者施設などと交流したりしてきた。同展は2016年から取り組み、長崎では初めて。
 同法人の企画担当、速水洋義さん(63)は「障害者という先入観なく絵画を楽しんでもらいたい」と話した。

約80点が並んだ国際アート展=長崎ブリックホール

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