北東アジア非核「日本が提唱を」 長大レクナ・梅林氏講演

©株式会社長崎新聞社

 長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA=レクナ)の梅林宏道客員教授は22日、長崎市内で講演し、北朝鮮の非核化実現について、「日本が積極的に『北東アジア非核兵器地帯』を提唱することが重要」と指摘。「その動きがないことを深刻に考えないといけない」と述べた。
 梅林氏は、非核化に向けた北朝鮮側の条件として、米国が日本と韓国に核兵器を持ち込まないことや、核兵器を使用する権限を持つ米軍が韓国から撤退するよう求めていると説明。北朝鮮は米国の核の脅威に対する防衛手段として核兵器を保持しているとし、「北朝鮮が核兵器を保有する理由を一定理解する必要がある」と語った。
 19日に行われた南北首脳会談の共同宣言を受け、「北朝鮮と韓国は戦争をしないと言ったことに等しい。残るは米朝の関係だ」と指摘した。
 講演会は県、市、長崎大でつくる核兵器廃絶長崎連絡協議会主催の「核兵器廃絶市民講座」(全6回)の3回目。約70人が参加した。

講演する梅林客員教授=長崎市平野町、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館