シーグラスで野崎島のモニュメント 世界遺産登録記念

 海辺に打ち上げられたガラスの小片「シーグラス」を使い、北松小値賀町の野崎島を形作ったモニュメントが、同町の小値賀港フェリーターミナルにお目見えした。
 野崎島を含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録を記念し、住民約50人が制作した。大きさは縦約90センチ、横約120センチ。「美しい自然を守ろう」との思いを込め、町内の海岸で拾い集めた千個以上の小さなシーグラスを材料にした。
 モニュメントは年末まで展示する。町の担当者は「町民の力と“海の恵み”で町の宝物を表現できた」と感謝しきり。

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