希望する寿命は平均77歳。リタイアしたい年齢は平均62歳

BIGLOBEはが「年齢に関する意識調査」を実施。希望する寿命は平均77.1歳。老後不安がある人は8割強

 人生100年時代と言われるようになった。医療技術の進歩で現代の高齢者は昔から比べれば格段に健康で活動的だ。しかし、その一方で経済的には安定的で安心した暮らしが出来る環境が整っているかというと必ずしもそうは言えない。人々は長寿社会をどのように捉えているのか。

 BIGLOBEが今年7月に10代から50代の男女1500人を対象として「年齢に関する意識調査」を実施し、先月30日にその集計結果を公表している。

 「生きたいと思っている年齢」についてその回答を見ると、その平均は77.1歳となっている。この結果は厚労省が発表した平均寿命の男性81.1歳、女性87.3歳と比べると低い年齢となっている。

 年代別に見ると、10代は100歳以上と答えた者の割合が18.7%で他の年代と比べ100歳以上を希望するものが最も高くなっている。これに反し同じ若い世代でも60歳未満と答えた者の割合が20代では15.3%、30代では11.7%と高くなっている。

 「老後に不安があるか」と尋ねたところ、「ある」と回答した者の割合は48.7%と半数近くに達し、「少しある」が33.9%で、両者を合わせると不安を感じている者の割合は82.6%にも達する。年代別で見ると、30代、40代、50代では9割が老後に不安を感じており、この傾向は年齢が上がるにつれて増加している。

 「不安に思う」内容については、「老後の資金」が76.9%で最も多く、次いで「年金制度」が68.8%と経済的な不安が主な不安となっているようだ。また、「病気・怪我」が61.9%、「親の介護」が41.1%と、やはり健康面の不安も大きい。

 「仕事をリタイアしたい年齢」については、回答の平均が62歳となっている。年代別にみると、定年退職が近い50代で平均65.6歳と全年代で最高となっている。一方、20代では56.9歳となっており全年代でもっとも低く、また10代でも58.9歳と全年代の平均を下回っている。

 若い年代ほど早めにリタイアしたいと希望しているようだが、実際に定年退職に近い50代になると年金の支給年齢である65歳までは働きたいという結果になっており、これは現実を反映した結果かも知れない。

 希望する寿命が平均寿命より短いという結果はやはり経済的な不安が背景にありそうだ。老後を安心して暮らせる経済システムの構築が課題と言える。(編集担当:久保田雄城)

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