20歳時点ならC・ロナウド上回る? 絶賛される将来のバロンドール候補

マンUのラッシュフォード photo/Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドでプレイするFWマーカス・ラッシュフォードはポテンシャルが高く評価される選手ではあるものの、指揮官がジョゼ・モウリーニョに代わってからはパフォーマンスが良くないと批判されるケースも増えている。指揮官との相性もあるのだろうが、ラッシュフォードが伸び悩んでいると感じているサポーターも多いだろう。

しかし英『GIVE ME SPORT』は、焦りすぎではないかとラッシュフォードを擁護している。なぜなら、スタッツではマンU在籍時のクリスティアーノ・ロナウドにも劣らぬ数字を記録しているからだ。ラッシュフォードは2015-16シーズンにデビューを果たしているが、マンUでの最初の3シーズンを比較するとロナウド以上とも言える数字を残している。

プレイタイムではロナウドが7289分だったのに対し、ラッシュフォードは7159分。ややロナウドの方が多いが、プレイタイムに関してはほとんど変わらない。注目すべきは得点数で、ロナウドの18点に対してラッシュフォードは32点となっている。起用されるポジションに違いがあったのも関係しているだろうが、倍近い差がついている。

アシストではロナウドが20本なのに対してラッシュフォードは17本となっており、これは当時のロナウドがゴールゲッターというよりチャンスメイカーとして喜びを感じていた証とも言えよう。ここから徐々にロナウドは狂気の点取り屋へと変貌していくわけだが、最初の3シーズンではラッシュフォードがロナウドを少し上回っている。

同メディアは、「ラッシュフォードのスタッツはロナウドを確実に上回っており、得点数では倍近い差がある。信じられないことにファンの中にはラッシュフォードにイライラしている者もいるが、彼がまだ20歳であることを忘れてはならない。彼は間違いなく将来バロンドールを勝ち取る選手になるだけの能力を持っている」と伝えている。モウリーニョ政権下ではインパクトが薄れているかもしれないが、年齢を考えれば焦る必要はないのだ。マンUサポーターはもう少し温かい目でラッシュフォードの成長を見守るべきかもしれない。

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