大村ボートで「発祥地ナイター」スタート

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 大村ボートレース場(長崎県大村市玖島1丁目)で23日、全国で7場目となるナイターレース「発祥地ナイター」が始まった。現地では記念式典と点灯式があり、関係者ら約200人がナイター開始を祝った。

 市競艇企業局によると、大村ボートレース場は1952年4月6日に日本で初めてレースを実施した競艇発祥の地。これまでに市の財政に計598億円を繰り入れし、インフラ整備などに大きく貢献してきた。昨年度の売上額は576億円、純利益は27億5000万円。本年度は11億円を市の財政に繰り入れる見通し。

 照明鉄塔7本と電源設備などのナイター設備は昨年10月に着工。総事業費は約35億円。ナイター参入で年間売り上げ約240億円増、純利益約7億円増を見込む。

 記念式典で園田裕史市長は「ナイター参入は大村ボート場の第二の創業。新たなファン層の獲得で収益を上げるとともに、トータルアミューズメントパークとして全国に発信したい」とあいさつした。

 「発祥地ナイターオープニングレース」は27日まで。期間中はお笑いライブや歌謡ショーなど多彩なイベントも予定されている。

 ◎「明るく、好レース期待」 元“艇王”植木通彦さん語る
 
 大村ボートのナイターレースPRのため、初代ボートレースアンバサダー、植木通彦氏(50)が23日、長崎新聞社を訪問。現役時代、“艇王”と呼ばれた植木氏が「発祥地ナイター」への期待などを語った。
 
 -全国7場目となる大村ナイターへの期待を。
 
 設備は最新型。選手も大半がナイターを経験済みで、いい走りが期待できる。食事やイルミネーションなどレース以外の楽しみも多く、市民の憩いの場として一段と発展していくのではないか。
 
 -印象は。
 
 水面も場内も明るい。長崎空港に降り立つ時に見えたレース場は本当に美しかった。
 
 -大村の思い出は。
 
 冬場の強風は苦手だったが、防風施設が完成してからは一変した。ファンも優しく、表彰式で見たお客さんの笑顔が今も頭の中に残っている。売り上げ不振で賞金をもらうのさえ気の毒に感じる時代もあったが、こうして華々しくナイターも始まり、涙が出る思い。
 
 -ファンにひと言。
 
 レースは6人で競うドラマ。選手一人一人に魅力がある。好きなレーサーを見つけ、応援してもらいたい。
 
 【うえき・みちひこ】 1986年デビュー。89年、レース中の事故で顔を75針縫う重傷を負ったが復活。高い技術の「モンキーターン」でSGを10度制した。2007年に引退。生涯獲得賞金は22億円超。今年5月からボートレースアンバサダーを務める。福岡県出身。

夜のレースを楽しめる「発祥地ナイター」=大村ボートレース場
ボートレースの魅力を語る植木氏=長崎新聞社