今季のプレミアリーグも5試合を消化し、優勝争いや残留争いのパワーバランスもなんとなく見えてくる段階となってきた。
ここでは、『Sportskeeda』が掲載した「今季のプレミアリーグのワンマンチーム」を見ていこう。中のデータ類はもちろん先週末時点のものであることに注意して欲しい。
サウサンプトン:ダニー・イングス
リヴァプールからローンでサウサンプトンへとやってきたストライカーは、4試合に出場してすでに3ゴールを決めている。
昨季は苦しんだサウサンプトンにとって彼の獲得は本当に重要だったし、イングスは長い負傷からベストな状態に戻るように見える。
サウサンプトンの他の選手が爆発しないのであれば、今季残留するためにはイングスの「ワンマンショー」が続く必要があるだろう。
ブライトン:グレン・マレー
この34歳のストライカーは、今季のブライトンにおいて最も一貫性があるプレーを見せている。
彼はこれまでのブライトンの試合にすべて出場し、4ゴールを生み出してきた。サウサンプトン戦でのPKは重要だったし、マンチェスター・ユナイテッド相手の勝利も彼が導いた。
彼はフラム戦でもMOMに輝き、その存在感を評価された。ブライトンの7ゴールのうち4つが彼だ。今のブライトンにおいて、彼ほど結果に影響を与えられる選手はいない。
フラム:アレクサンダル・ミトロヴィッチ
このセルビア代表選手は、今季ゴール前において本当に脅威となっているストライカーだ。彼はすでにフラムで4ゴールを決めており、クラブの7ゴールのうち半分以上をあげている。
フラムでは傑出した選手であり、すべての試合にスタメン出場した。まだ1試合しか勝利はしていないが、その3ポイントは彼のパフォーマンスがあってこそだったし、残留するためにはその爆発力の維持が必要だ。
ニューカッスルでは一貫性のないプレーをしてしまった。しかし2部時代にも貸し出されていたフラムの雰囲気は、明らかに彼のためになっている。
ウェストハム:マルコ・アルナウトヴィッチ
アルナウトヴィッチは、あの体格でどんな役割でもこなすことができるという貴重な選手だ。
ウェストハムは今季本当に苦しいスタートとなったが、前節の勝利はとても重要だったし、アルナウトヴィッチは非常に影響力があった。
今季のウェストハムで彼は生命線となっている。5試合で3ゴール1アシスト。チームが5得点しか決めていないが、その80%に絡んでいる。
チームが残留を果たすためには、アルナウトヴィッチが攻撃の全責任を負わなければならないのかもしれない。
クリスタル・パレス:ウィルフリード・ザハ
「突出した選手」という意味では、クリスタル・パレスにおけるザハの存在を除くことはできない。
マンチェスター・ユナイテッドで苦悩を続けた彼は、古巣に戻ってから輝きを増し続けている。今季は3試合で4ゴールを決めており、これまで以上に頼りになる存在だ。
ザハがプレーしていない試合ではすべて負けているパレス。それがワンマンショーでなくてなんと言えるのか。