お月見にはあいにくの天気

旧暦8月15日に当たるきょうは、中秋の名月です。月明かりに照らされながら、秋のさわやかな空気がススキを揺らす隣で、お団子を頬張って秋の夜長を過ごす、、、ということをしてみたいものですが、きょうは、お月見にはあいにくの天気となる所が多そうです。日本の南に停滞する秋雨前線の影響で、全国的に朝から雲りがちで、夜になるほど、雨が降りやすくなる予想です。九州や関東など朝から雨が降ったり止んだりする所もある見込みです。湿度も比較的高めなので、爽やかな空気感は味わうのも難しいかもしれません。
なお、昔の人は、この日に雨が降ったら、団子を月に見立てて、それを眺めて雲の上の名月を想像して楽しんだとも言われています。それはそれで風情があって良いかもしれません。私は花より団子ですが。

気象予報士・山崎 貴裕

画像について:24日の天気予報。

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