カネミ油症50年 ドキュメンタリー映画「食卓の肖像」 11月に長崎、五島で県内初上映

 長崎県など西日本一帯で健康被害を広げたカネミ油症事件の被害者の人生を追ったドキュメンタリー映画「食卓の肖像」が11月、長崎市、五島市で上映される。1968年10月の事件発覚から今年で50年となるのに合わせ、映画配給会社オムロ(京都市)が企画した。長崎県内上映は初めて。

 長崎県内外の油症患者とその子どもら10人以上が出演。ダイオキシン類が混入した食用米ぬか油による健康被害の実態を証言し、これまでの暮らしや家族、食の安全への思いも語っている。2011年度のキネマ旬報ベスト・テン文化映画第10位となった。1時間43分。

 日本記録映画作家協会事務局長やカネミ油症被害者支援センター運営委員を務める東京の金子サトシ監督(53)が約10年間をかけ、10年に完成させた。「被害の面だけではなく、被害者がそれをどう乗り越え生きてきたか」(金子監督)に焦点を当て、希望も感じさせる内容に仕上げている。

 上映会は、11月23日午後1時から長崎市上町のNBCビデオホール、25日午後1時から五島市三尾野1丁目の市福江総合福祉保健センター。大人千円、中高生500円、小学生以下無料。金子監督や油症被害者によるトーク会もある。

 主催者はクラウドファンディングサイト「FAAVO長崎」で上映会の運営資金として50万円の出資を募っている。1口5千円以上。金額に応じ返礼品がある。問い合わせはオムロの田村さん(電090・8101・7805)。

映画「食卓の肖像」のチラシ

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